2012年7月の記録



*2012年の乙女屋オーナーズルーム/乙女屋SALONについて*


乙女屋はWEBSHOPからスタートしました。
現在、大阪市内に小さな空間を”乙女屋SALON”として、持っています


「店舗」ではなく、”SALON”と呼んでいるのには、理由があります。

小さな空間に、すべての通販商品を陳列して販売していないからです。

「商品を販売するための空間」(=店舗)ではなく、
「何を大切にして、何を伝えたいのか」という想いを、
大切に作られた作家作品、時代を経てきた古物たちを並べて、
何を感じ、何を求めてもらうのか・・・

そんな、自分の奥底に眠る本当の声に、お客様と・・・
そして、私自身も、心を澄まして、耳を傾けることが出来る空間。

そういう場所としての役割を大切にしたいと考えるからです。


もちろん、販売しているものも多数ありますが、
作家さんが大切にされている作品の非売品展示、
時には個展や、ワークショップを開催・・・など、
一般的な「店舗」という形にこだわらずに活動します。

美しいモノを通じて、人と人とがつながり、
そして、自分自身の役割を、他者との間で認め合ったり、
他者を必要とする意味について、考えていったり・・・・。

物を見て、愛らしいと幸せを感じる気持ち・・・・だけでなく、
人が生きる毎日の時間の中で、大事にしたい人とのつながり。

そんなどちらも揃って、本当の意味での”ささやかだけれども贅沢な美しいモノ”

そんな宝物のようなモノと時間を作るために、乙女屋SALONは存在します。


(2012年 7月  乙女屋 店主)