salon openに想うこと

 

2007年11月1日
サイトを始めてから7年目。
念願のお店を持ちました。
そのときに思った最初の気持ち。
忘れないように、残しておこうと思いました。

 

2001年秋より サイトでほそぼそとやってきました乙女屋ですが、
この2007年 数々の方のご尽力により 大阪市内に
念願のお店を持つことになりました。

サイトを見てくださっている方にも、
この場を借りて、御礼申し上げたいと思います。
本当にどうもありがとうございます。

どういうお店をしようかと考えたときに、
一般的にイメージされるような”雑貨屋さん”ではなくて、
言葉で言い表せないような美しさや切なさが感じられるような空間にしたいと
何よりも強く思いました。

現実の中で、こぼれたり、はぐれたりしてしまう
小さくて、ささやかな気持ちや思い。
そういうものを、どうしても忘れたくない、大事にしたい。
そういう空間にしたいと思いました。


私にとってのそういう思いや気持ちは、高原英理氏のいうところの
”少女領域”につながるのですが、
”少女領域”を凝縮し、何か具現化するとしたら、
何よりもささやかでありながら、一般的に一番の贅沢なことだと思える
”お人形遊び”というキーワードを、お店の中心に持ってきたいと思いました。

お人形、お人形ドレス、ドレス材料、お人形小物、
少女思想を感じる作家のアーティスト作品など、
一般的な流行や便利性などをまったく無視したものを揃えたいと思っています。

一般的には、不必要なもの。
だけど、誰かにとってはなくてはならない美しいもの。
そういう出会いを、お手伝いできれば・・・・と思っています。

お店は、まだまだ不揃いで、普通に見れば、準備中かのように
当分はがらんとしているかもしれません。

至らないことばかりから始めてしまいますが、
日々、少しずつ、充実させていけるように精進いたします。
どうぞ、今後とも、より素敵なことを皆様と共感できますことを目標に、
取り組んでいきたいと思っていますので、
長い目で、温かくお付き合いいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

(2007年10月27日)