クリニャンクルの市のお人形屋さんのディスプレイ。
綺麗綺麗な高価な人形も素敵だけど、こういう子達にも惹かれます

2月1日〜10日間、約4年ぶりにロンドンとパリへ買い付けに行ってきました。
今までは、ちょうどシーズンオフの初夏を狙って行っていたのですが、
今回は初めての冬の訪問。
でも、冬は冬で、日差しの色がぼんやり暗くていい雰囲気でした。
格別寒いだろうと予測していたのですが、
うまく寒波をさけたタイミングだった、というのも幸運でした。

日本から直通でロンドンへ。
伝統の息づく町、というか伝統の中で生きている町、
という風情の大好きなロンドンだったのですが、
ミレニアムを境に、との現地の方は言っておられましたが、
え?!こんなものがロンドンに?!
というものが増えてました。
ビッグベンの近くの、鏡張りの観覧車とか
(南港か?!って感じだし)
その最寄の地下鉄の駅の建物も近代化されてるし。
スタバはやたらと増えてるし。
な〜んか、寂しい感じがしました。
(でも、しっかり素敵な物はGETしてきましたけどね〜。
衛兵交替のグレーの制服もシックで素敵!初夏は赤なの)

で、気分を取りなおして、パリへ。
パリは、相変わらずルーブルとベルサイユはもう、いいやんっ、
と思いつつ、訪れました。
いいの、何度見ても素敵だから。
で、初めて見れたのが、
ポンピドゥー美術館のベルメール!!
悲願達成です。
あと、偶然、四谷シモンさんも参加している人形展も見れまして、
こちらでは、日本では受けないかも
みたいななかなか見れない前衛的な作品がたくさん見られました。

そして、パリでは初めてクリニャンクルの蚤の市へ。
前回2回はロンドンの市に合わせて渡欧したので、
クリニャンクルには行けてなかったのです。
このページの画像はぜ〜んぶ、市のもの。
基本的に写真は禁止なので、遠くからこっそり・・・・・、撮って参りました。

お人形屋さんとして店を構えていたのは2軒かな?伺いました。
あまり綺麗でない子が高くて、まあ、値切れるんだろうけど。
お人形よりも、お人形の靴とかがたくさん売ってあったのがとても可愛かった。
もちろん、現代物ではなくてアンティークで。
いいお値段だったので買えなかったですけど、日本では見れないものばかり。
やっぱり本家は違うわ〜と雰囲気を楽しんでいたら、
日本からディーラーさんの集団のおじ様達がやってきて、早々に値段交渉に。
仕事ってわかるけど、な〜んか、愛のなさと日本人のいやらしさを見た気がして、
な〜んとなく、気分を損ねてしまいした。
こういうのを見るとなおさら、日本でアンティークドールを買おうと思わなくなっちゃいます。

一番上の写真は、お人形屋さんじゃなくて、雑貨屋さんの、ショーウインドウ。
悲しそうに寂しそうに、並んでいるお人形にも、とても惹かれてしまいます。
この写真はちょっと気に入ってしまったので、ポストカードにもしてみました。
HPをご覧の方で欲しい!と思ってくださる人がいらっしゃったら、
乙女屋の感想文を書いてメールくださったら、プレゼントしますよ♪

あんまりゆっくりすることはできない旅だったのですが、
とっても有意義に過ごせ満足した日々でした。


 

市の並ぶ小道の風景。